組体操の異常な事故件数、広島で死者を出してまで防止しないのはなぜ?

運動会の定番である組体操が自動の命を奪う。

 

広島で死者を出し、圧倒的な事故件数を誇るこの危険な行為が、なぜまだ「防止策」すらなく続けられているのでしょうか?

組体操の事故件数は……

どう見ても危険な行為である組体操。

その最中に失敗し、怪我をした経験がある方々も多数いるのではないでしょうか?

そんな組体操の事故件数は、2014年の時点で8000件以上、2016年にはスポーツ庁が安全が確保できない場合は中止をするようにと呼びかけています。

にもかかわらず、日本各地で組体操は続きその後も事故を出し続けています。

いかに、国の通達が教育の現場に届いていないか……、指導者である教師の教育が以下に進んでいないか……。

 

今も続けられる組体操は、そんな日本の闇を反映しているのかもしれません。

広島でおきた、組体操死亡事故

組体操で起きた事故は、骨折などの怪我にとどまらず、過去に何名もの児童の命を奪っています。

そしてその怪我も、完治せず障害が残ってしまったという子どもたちも。

その中で特に記憶に残っているのは、広島の死亡事故でしょう。

事故が起きたのは、国立広島大学付属三原中学校。この死亡事故に対しては、遺族と学校側の主張が対立。

広島大学付属三原中学校(広島県三原市)3年生の男子生徒が2016年6月、突然亡くなった。運動会で行った組み体操の騎馬が崩れ、頭を強く打ったためだと両親は訴えたが、学校側は事故を否定、広島地裁福山支部で裁判が続いている。

出典:朝日新聞デジタル

この事故では学校側の態度が非常に問題となりましたね。

父親は謝りに来た生徒を訪ねた。話を聞くと、「退場のときに、騎馬で退場するんですが、崩れたんです。そのとき左膝が頭に当たった」と話した。どこに当たったのか?と聞くと、後頭部を押さえた。ちょうど、出血した部分だったという。

(中略)

しかし、学校側は「組体操は崩れていない」「ビデオでもあるんですか?」「おかしいですね、最初と言っていることが違うじゃないですか」などと反論したという。「運動会は完璧でした。問題はありませんでした」とも主張した。

出典:https://blogos.com/article/304288/

取材に対し国立大学法人は、騎馬の形のままでの退場は1970年ごろから続けており、「安全性には配慮していた」と説明。ただ、17年の運動会からは実施しておらず、今年から組み体操自体を取りやめたという。

出典:朝日新聞デジタル

この報道にも「1970年ごろから続けていた」と記述のあるとおり、伝統の絡む組体操の事故は、なかなか立件が難しいものであるということがよく分かる事例ですね。

 

学校という環境が、先生、他の生徒と巻き込んでいくせいで情報が混乱するのでしょう。中には意図的な隠蔽などもあるかも知れません。関わる人数が多くなったせいで、なかなか解決しない。これは組体操に限らず、いじめなどの学校を中心とした問題にはよくある話ですね。

組体操の事故防止を訴える世間の声

組体操広島
出典:https://www.youtube.com/watch?v=aGXb1XxHaMA

それでは組体操の危険性に対する世間の声を聞いていきましょう。

まとめ

組体操の問題は、明らかに危険であること、そして被害にあう子どもが出ているにもかかわらず教育の現場で続けられていたことにあるでしょう。

ただ中止すれば済む問題。広島の事故も学校側は否定していながら中止措置をとっていますが、もっと早く、事故の前にできなかったのかという気持ちがある方も多いでしょう。

仮に、広島の件が組体操が原因でなかったとしても「組体操が危険」であるということを証明する事故は、過去何件も起きているもの。

骨折だけでも年間400件以上という発表されています。

 

確かに組体操には良い面もあるかも知れませんが、リスクが高すぎるということは明らかになっていたはずです。いじめなどよりも簡単に解決できるこの問題を放置。

これが日本の教育現場が「ダメだ」と言われてしまう理由のひとつなのでしょう。